2009年03月30日

ぼくはウナギだ

たまには日本語教師らしく日本語文法の話でもしましょう。

日本語文法の有名な話でウナギ文というものがあります。
たとえばこんな話です。

和食レストランで

A: オレはうどんにしよっかな。B、おまえ何にする?

B: ぼくはウナギだ! 

Bさんの「ぼくはウナギだ」っていう言い方が、日本人なら違和感なくわかるけど、外国人にはよくわからないという話です。
一文だけ切り取って英語にしてみるとこうなっちゃいますからね。(うなぎは英語でなんですか?わからないからそこは日本語で)

I am うなぎ.

かくして、外国人に「Bさんはウナギ人間だったのか!」と思われるわけです。(勘の鈍い人なら)

この言い方は外国人が日本語を勉強するときにも、わかりにくい表現だと思いますが、日本人が外国語を勉強するときも躓きの石になります。

たとえば・・・
僕が英語でしゃべる友達の家へ行った時、前に行った時は家が汚かったのですが、2回目に行ったらきれいに掃除されていました。
「今日はきれいだね」ということがいいたくて、とっさに出た言葉がこれでした。

Today is clean.

日本人ですねー。
いちいち書くのも恥ずかしい。
ウナギ文に慣れた日本人、しかも英会話慣れしていない人が何か喋るとこういう言葉が出てきます。

もうちょっと文法チックな話をすると、「ぼくはウナギだ」も「今日はきれいだ」も「AはBだ」という形をとっています。
普通「AはBだ」の形だとAとBはイコール、もしくはその一部を表すように思えます。しかし、ウナギ文の場合AとBはイコールではないのです。

じゃあウナギ文のAとBの関係はなんなんだ?といわれると、いろんな説があるみたいですが、有名な話なので興味があったら勉強されるといいでしょう。(無責任ですんません)

自分の母語が外国語学習に与える影響を「転移」と言って、いい影響を与えれば「正の転移」悪い影響を与えれば「負の転移」といいます。
ウナギ文は日本人の外国語学習にとっても、負の転移を与えやすいし、外国人の日本語学習にとってもハードルになりそうです。

しかし、日本語という言語に固有のハードルがどこにあるのか、っていうことを一応知っておくだけでも、教師として多少融通が利くようになりそうです。
タグ:ウナギ文
posted by →hiroyoshi at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

韓国料理を食べたことなど

昨日の昼学校の先生たちと韓国料理を食べに行きました。
韓国系の高級ホテル、デーウーホテルの周りには韓国料理の店がいくつかあります。

キムチなどの前菜がバババっと出てきて、それから石焼ビビンバ、チジミ、冷麺を食べました。
冷麺はなぜか甘くていまいちでしたが、それ以外はおいしかったです。
なによりも、久々にまともなキムチを食べたのが感動でした。

韓国海苔巻
韓国海苔巻 posted by (C)hiro

韓国前菜
韓国前菜 posted by (C)hiro

写真は前菜だけとってメインを撮るのを忘れました。
いつもながら。

ちゃんと食べたけど、お会計をしてみたら一人10万ドンぐらい。
やすい!
大人数で行ったから安くなったのかもしれませんね。

韓国サイコー!

そのあとみんなでお茶して時間をつぶし、夕方合気道に行ったら昇級テストの日であんまり運動できずに帰ってきてしまいました。
最近ちゃんと運動していないのでどうも体がなまります。
posted by →hiroyoshi at 16:55| Comment(1) | TrackBack(0) | ハノイの食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

バービの林

 にちようびのせんしゅう、わたしとかそくはじどうしゃでバービへはやしへいきました。バービはやしはきれいでしずかなところです。そして、てんきはすずしいです。はやしのなかにおおきいきがたくさんあります。みちのそばにいろいろなはながあります。はなはちいさくてきれいです。
 はやしのなかにわたしたちはけんぶつしました。そして、しゃしんをとりました。それから、わたしたちはかわのそばでやすみました。ははとあれははやいしょくじをつくりました。わたしとちちはちょうちょうをとりました。ハイキングはおもしろくてたんのしです。


「りょこう」というタイトルで生徒に作文の宿題を出しました。
上記の作文はたぶんまだ未成年の女の子が書いた文章です。
もちろん日本人からみたら間違いだらけでへたくそだし、語彙も教えたものしか入っていませんが、それでも文章が香り立つように感じるのは僕だけでしょうか?

語彙が少なくても言葉の組み合わせで、いい文章、詩的な文章は書けるんだなと思いました。
たとえば、「ははとあれははやいしょくじをつくりました。わたしとちちはちょうちょうをとりました。」
お母さんとお姉さんが食事を準備して、妹とお父さんが林の中でちょうちょをとっている。メルヘンチックすぎるけど、初級の日本語の作文としては上出来な文章ですね。

花マル!

・・・ちなみに「ハービの林」がどこのなんだかはわかりません。
posted by →hiroyoshi at 03:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月27日

タニシについて

今朝なんとなくタニシのブンを食べに行きました。
ブンというのはビーフンみたいな麺で、あったかそうめんみたいにして食べます。
タニシというとゲテモノの感じがしますが、慣れればただの貝ですね。
コリコリして歯ごたえがおいしいです。
タニシと甘くない芋のようなバナナの入ったブンに、香草をモリモリ入れて食べます。一杯9000ドン。50円ぐらいでしょうか?

それから午後車でハイズン省の会社へ行ったのですが、どうも車酔いしてしまいました。
たしかに車の運転は荒かったです。
しかし、こんなにしっかりした車酔いなんか久し振りだなあと思ってその原因をさかのぼると、ただの車酔いというだけでなく、タニシあたりが怪しい。
気持ち悪さが車を降りても収まらず、授業中も先生だけなんだか気持ち悪いのです。

タニシのせいかな?なんだろう?
汚いハノイの湖でとれたタニシが疑問いっぱいなことは間違いないけど。
posted by →hiroyoshi at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ハノイの食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

WBCにあやかった雑記

WBC日本が優勝したらしいですね。
しかし、WBCとやらは前回やっていたときもハノイにいたので、僕はテレビとかでみたことがないのです。
前回は日本に帰ってきたら、意外とみんな盛り上がっていて、イチローがアツくなりすぎてて変だったとかいろんな噂をききました。

松坂君はMVPですか?すごいね。
同い年としてますます劣等感を抱けそうです。
しかし、日本がWBCで優勝っていうのはどういうことなんでしょうか?どれほどすごいことなんですか?
よくわからないから、どうせならもう一戦、メジャーのワールドシリーズチャンピオンと戦ってみたらどうかな?そうしたら完全に世界征服した感じになると思いますが。

さて、全然関係ないけど、今日午前中散歩していたら突然大雨になりだして、走って家に帰りました。
大雨だったのは1時間ぐらいだと思うけど、午後になったら家の前の道が水没していました。靴を水没させずには外界へ出られない状態です。
どうやら家の前は水はけが悪いらしいということに気が付きました。

以上、とくにコンセプトのない日記でした。
posted by →hiroyoshi at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

日曜日の午後(ハーテイ省のお寺巡り)

午後はベトナム人の友達、ランさん、レさんとハーテイ省のお寺へ行きました。
ランさんのおばあちゃんがいる村です。

バイクでハノイから40分ぐらい。
そこそこの距離ですが、田舎の雰囲気は十分に醸し出していて、村の入り口では水牛さんがお出迎えしてくれました。

ランさんのおばあちゃんの家はハノイにはない瓦屋根の田舎づくりで、築100年だそうです。
おそるべし。ベトナムの田舎。
そしておばあちゃんはその家に一人暮らし。
ランさんが毎週おばあちゃんの家に行く理由がやっとわかりました。
おばあちゃんさみしいもんね。
やさしい孫娘のランさんなのでした。

100歳の家
100歳の家 posted by (C)hiro

ランさんのおばあちゃんは80歳だそうです。
カメラを向けると「服がきたない」とか言って恥ずかしがっていましたが、勝手に激写。そしてブログにアップ。

祖母と孫娘
祖母と孫娘 posted by (C)hiro

おばあさんはうちわを作っていましたが、こんな丁寧な手作りうちわがたったの2000ドン(10円ぐらい?)にしかならないそうです。手作りのいいものなんだからもっと高くてもいいのに・・・と思いました。

あと、庭に干してあったのが芋から作ったなにかです。
お湯に溶かして飲むらしい。
そうすると体が涼しくなるらしい。
しかし、まずいらしい。

芋から作るなにか
芋から作るなにか posted by (C)hiro

おばあちゃんの家から歩いて3分ぐらいで、大きいお寺がありました。
レさん曰く2000年の歴史があるらしい。
ということは、キリストがうまれたころからあるのか?この寺は?
2000年前というと中国文化の影響でできた寺なんでしょうか?
寺の外観自体は改築中みたいでいまいちでしたが、大きさはすごかったです。

HaTay省のお寺
HaTay省のお寺 posted by (C)hiro
お寺の本尊らしきもの。

お寺の庭を歩いていたら、子どもたち(悪ガキどもと言いたいけれど・・・)がついてきて、写真を撮ったら喜んでいました。

お寺で遊ぶ子供たち
お寺で遊ぶ子供たち posted by (C)hiro

子どもたちは日本人に大興奮!
お寺ではお参りの人が広場に大勢いて、お経を唱えながら歩き回っていました。
2000年の歴史だからきっと由緒正しきお参りなのでしょう。



だらだらしてからハノイへ帰り、今日二回目のシントーを飲みました。
シントー・ボー(アボガド)
おいしかったなー。

シントー・ボー(アボガド)
シントー・ボー(アボガド) posted by (C)hiro

シントー・マンカウ(釈迦頭)
シントー・マンカウ(釈迦頭)
シントー・マンカウ(釈迦頭) posted by (C)hiro
posted by →hiroyoshi at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ベトナム旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

日曜日の散歩

昨日の日曜日はいろんなことをして、珍しく写真をちゃんととりました。
なのでネタがたくさんあります。

まずは午前中の散歩の風景。
家の近くのゴック・ハーのお寺です。
近くで早朝からうるさい音楽がなっていたので、お寺でお祭りでもあるのかと思って行ってみましたが、何もやっていませんでした。
音楽はその隣の家で葬式があったみたいでそこから流れていました。
葬式の家ではみんな白い鉢巻をして、一見楽しそうに談笑しています。
音楽も葬送曲というよりは、やっぱり祭り?

ゴックハー寺
ゴックハー寺 posted by (C)hiro

その足でなんとなく散歩。
B52博物館なるものに行ってきました。
家から歩いて5分ぐらいの所に、池があって昔アメリカ軍のB52を撃ち落とした残骸が今でも残っています。
その見た目はただの鉄くずですが、それを記念して近くに博物館ができました。

少女と戦場?
少女と戦場? posted by (C)hiro

門番もなにもいないので勝手に敷地に入って飛行機の残骸やら、レーダー?やらミサイル?やらをみました。
博物館本体の建物はどう見てみしまっているので、入れませんでした。

その後近くでお茶しました。
シントー・ソアイ(マンゴー)とカフェ・スア・ダー(氷入り練乳コーヒー)
シントー・ソアイ(マンゴー)
シントー・ソアイ(マンゴー) posted by (C)hiro

カフェ・スア・ダー(氷入り練乳コーヒー)
カフェ・スア・ダー(氷入り練乳コーヒー) posted by (C)hiro

以上、午前の報告を終わります。
午後へと続く。
posted by →hiroyoshi at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ハノイの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

元気を出して

今日は授業スケジュールの中で、竹内マリアの「元気を出して」をテープで聴く日でした。

授業の進行が予定より遅れて、つい歌を聞かせる前に休み時間になってしまいました。
しかし、先に歌詞のプリントを配ってしまったので生徒は、「休み時間でもいいから聞かせとや」という雰囲気です。
しかし僕がテープの頭出しをしていなかったのでもたつき、「先生なにをしていますか?」「どうしましまたか?」とさんざんどつかれながら「元気を出して」のイントロを探し続けました。
あまりにも時間がかかったので、うけ狙いでちょっと歌ってやろうと思って「涙な〜ど〜み〜せない〜」とアカペラで歌ってみたら不評なのか?「先生ストップ!」と言われてしまいました。

さんざん言われながらやっと聴かせたら、男の子が「つまらないですねー」と素直な一言。
いやなやつらだ。
この曲のよさがわからんとは!
元気を出して→オレ
涙な〜ど〜み〜せない〜



posted by →hiroyoshi at 02:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 日本語授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

昔馴染み

昔と言っても三年前ですが、ハイズンの企業で以前に教えていた生徒に会いました。
今日は2人会いました。
会社へ行く車で一緒になったのが、ミンさんというガタイのいい、ちょっと偉いポジションの30歳ぐらいの男の人。
彼は僕が前に日本へ帰るちょっと前に結婚しましたが、聞いたら今では2歳の男の子がいるそうです。
うーん。そういう計算になるのか・・・
ちょっと考えさせられます。

帰りの車で一緒になったのは、ミンさんと同じクラスで勉強していたトアンさん。
僕と同い年で28歳です。
トアンさんはスポーツマンなんだけどちょっとシャイで、そのくせスケベななんか複雑な男の子です。(表現が難しいけどいいやつですよ)
彼は昔から一人だけ彼女もいないし、浮いた話が全然なかったのですが、今日聞いたら状況は全然変わっていないみたいです。
彼女は?「いない」結婚の予定は?「ない」
この3年間は彼にとって何だったのか?
とっても面白くてやさしい男の子なのに・・・

今日会った二人は対照的で面白いですね。
3年してパパになっちゃったミンさんと、3年ぐらいじゃ何も変わらないトアンさん。
僕はどうしてもトアンさんに強いシンパシーを覚えます。
しかし、人生なんて変わる時は突然ドラマチックに変わるのかもしれませんね。知らんけど。
posted by →hiroyoshi at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ハノイの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

ハノイの裏道

一人じゃなかなか狭い路地を歩く勇気はないけど、だれかと一緒に散歩しているときは路地を歩いたりします。
今日はKimMa通りの裏道を歩いてみました。

そこでわかったこと。
どんなに狭くてもその道に店があるのであれば、その先はどこかにつながっているということ。
人の流れがあるからお店が開けるんですね。
単純ながら確信をついた真理。
(その反対に、ハノイには行き止まりの道もわんさかあります)

今日の裏道は本当に狭い道でしたが、売店があり、肉屋があり、道端で鳥の頭が売ってあり、野菜があり、蟹をジャブジャブ洗っていたり・・・そのうち公園みたいな広場があって小市場になっていました。

大通りを通っているだけじゃ決して見つからない裏市場ですね。
売っているものはどこの市場でもたいてい同じでしょうが。
posted by →hiroyoshi at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ハノイの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハノイの走り方

なんとなくネタがないので・・・
ハノイをバイクで走る走り方を教えましょう。

基本情報
・右側通行
・車よりバイクが多い
・信号は赤か青
・信号は残り時間が表示される(したがってスタートダッシュ・カウントダウンのようになる)
・ハノイには信号もあるけどロータリーというものがある

基本テクニック
・自分がよけるよりなるべく相手によけさせる
・右折は適当に飛び出せば、直進車のほうがよける
・左折はとにかく車体を横にして反対車線に横っぱらをさらし、反対車線のバイクがよけてくれたら通る

応用テクニック
・車対バイクの場合バイクが明らかに不利なので車にだけは気をつけます
・車が左折するのを車の陰にくっついて一緒に曲がると楽
・自分のバイクが遅くても右端を走らない(飛び出しがあるからかえって危ない)
・不良には注意
・こけても死なないように、うまいこけ方のイメージトレーニングを絶えずする
・バスの近くは避けて走る

要は強気で行ったものが勝つというだけのルールです。
ただ、このルールを体得して日本に戻ったら間違いなく事故るでしょう。慣れ過ぎるのも怖いですね。
posted by →hiroyoshi at 02:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本語授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

スキャナについての雑感

僕は直接関係ありませんが、会社で日本からFAXを急ぎで送ってもらう必要があって、担当の人がバタバタしていました。
こちらの受け取り側のFAXがどれも壊れていて、うまく受け取れないようでした。
それなら日本側でスキャナーでスキャンしてメールに添付するしかないんじゃないかと思いましたが、送る側に急ぎでスキャナを使える環境がなかったようです。

それをはたで聞いていて思ったのですが、セブンイレブンとかコンビニのコピー機にスキャナ機能はついていないんでしょうか?
そう思って、ネットで調べましたが、結論、なし!
なぜだ?
アイデアとしては単純すぎるほど単純なのに?
ネットの意見では、もし機能があっても利用者が少ないと想定されるからだ、みたいなことが書いてありましたが、そんなことは絶対ないと思います。宣伝の仕方と庶民への使い方教育次第だと思います。

とりあえず自分を中心に使える用途を考えてみました。
まず、実家にある楽譜をスキャンしてメールで送ってほしい。
大学生だったら友達のノートをコピーじゃなくてスキャンしてデータでほしい。
昔の紙の写真(っていいますか?)をスキャンしてデータで保存しておきたい。(この場合カラースキャンならなおいいですね)

というか、とことん言えばありとあらゆる紙媒体をデータにしてUSBぐらいのサイズにして世界中どこでも持ち運べたら最高ですね。放浪者の夢ですよ!
コンビニで手軽にスキャンできたらそんなデータ革命がおこるんじゃないですか?
ということで、だれかそういう事業立ち上げてください。
それで儲かっても僕へのアイデア料は1%ぐらいでいいから。
posted by →hiroyoshi at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

マンガについて

昨日はハノイの日本語教育機関、ベトナム日本人材協力センター(ベトナム日本センター、VJCC)の日本語教育セミナーに行ってきました。

2つの講演がありました。

@「日本語教材としてのマンガの可能性―『ちびまる子ちゃん』を中心に―」
[講 師]  杉本 妙子 先生    茨城大学 講師

A「映画版を使った教材の事例」 
[講 師]  沼田 尚子 先生    ハノイ法科大学 講師


最初の講演は、マンガと日本語教育の関係から始まって、ちびまるこちゃんの社会言語学的分析にまでわたったかっちりしたお話でした。
その中でおもしろかったのが、ちびまるこちゃんの登場人物が友達どうしでもそれぞれたがいの呼び方が違うという話です。
たとえば、まるこは「はまじ」は呼び捨てだけど、「花輪」は「花輪クン」とカタカナの「クン」づけで呼びます。
分析によると、はまじも花輪もまるこがよく遊ぶ親しい男友達ですが、花輪はお金持ちのおぼっちゃんということでまるこは一歩引いて呼んでいます。
暗い二人組の永沢と藤木がいます。二人のキャラはほとんど同じなのですが、なぜかまるこは永沢は「君」づけで、藤木は呼び捨てで呼んでいるそうです。
こういうところから発展して、まること友達の微妙な距離感がわかりそうです。

日本語教育との絡みで言うと、マンガを教材として扱うことで、相手の呼び方、対象詞の学習になるそうです。

「小説の魂は細部に宿る」
だれか有名な人が言ってたような気がしますが、マンガも同じですね。
細部を着目することで、直接的に描かれていること以外の意味が取り出せます。
ギャオのしょこたんの番組で、アニメの都市伝説の話をやっていたのを見たことがあります。「となりのトトロ」で主人公の妹のメイは実は映画のラストでは死んでいたという話をやっていました。ネコバスは死んだ人にしか見えないからとかそんなような話でした。
まあそれも細部に着目して、アニメの裏の意味を抽出するテクスト論的手法といえなくもないですね。

ただ、マンガは小説のような伝統的な権威がないから、ただ脱構築するだけでは、マニアの都市伝説で終わってしまいます。ギャオのしょこたんの番組以外では語られなくなってしまいます。
小説だったら「古典文学!」とか大上段で振りかぶるような学問的な権威があったから、それを地に落とすのもやりがいがあります。しかし、今の時代、文学もそれ自体の権威なんかほとんどないから脱構築的なこともうけなくなるんでしょうね。

それで結局何が言いたかったかというと、マンガもじっくり読めばもっと面白くなるかもね!って話でした。
posted by →hiroyoshi at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

室生寺の思い出

室生寺と言えばかの有名な奈良県のお寺です。
さっきNHKワールドを見ていたら、室生寺の五重塔の修復の話をやっていて、昔行ったのを思い出しました。

以下思い出話。

2005年早春。
大学を卒業して日本語教育の養成講座を修了し、そのあと完全ニートだったある日、僕はバイクで行けるところまで行こうと、一人旅に出ました。
お金がまるでないので、泊まるところは基本ユースホステルか、場所によっては友達の家。

250ccのバイクをフルに使って、国道をどこまでも走りぬけ、横浜の家から5日目にして、僕は奈良県の室生寺につきました。
なぜ室生寺に行ったかというと、僕がバイトで校正をした新書で写真家の土門拳が雪の室生寺の五重塔の写真を何年も狙い続けたという話がずっと頭に残っていたからです。
その土門拳の写真の風景を見たい!歩きたい!と思ってはるばるやってきました。

たしかその前日は四日市の先輩の寮に泊まって、そこから室生寺へ向かいました。三重と奈良の県境のあたりはまだ雪がちらほらと残っていました。そして室生寺は本当に山の奥にありました。

寺の周りは観光地的なお土産屋さんがありましたが、まったくのシーズンオフだったのでほとんどひと気がありませんでした。
バイクを有料駐車場に泊めてとぼとぼ一人で歩き、五重塔を眺めました。静かなシーズンオフの五重塔は気品のあるたたずまいで僕を迎えてくれました。
さっきのNHKの映像は五重塔の光景を思い出させてくれました。

帰り道バイクの駐車場まで歩く途中で、昼飯を食おうと食堂に入りました。おばあちゃんが一人で店番をしていました。
うどんを食べたら、ついでにおばあちゃんのおにぎりもくれました。
おばあちゃんは暇だったので、孫がどこの村のだれそれと結婚しただのなんだのという話を延々とぼくに聞かせてくれました。よくしゃべるおばあちゃんでした。
しまいには「あんたも早く結婚しなさい。結婚したらお嫁さんとまた室生寺に来なさい」と言われました。
なんかの花が咲く5月だか6月だかにきなさいって言っていました。
それは綺麗な光景だそうです。

でも、きっと僕はまたシーズンオフに一人で行くような気がします。
そのほうがばあちゃんも暇でかまってくれるでしょ?
その時まで生きててくればあちゃん!
タグ:室生寺
posted by →hiroyoshi at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

とらやの羊羹

羊羹といえばとらやの羊羹。
と、母ちゃんがうるさく言っていたので、なんとなくとらやの羊羹は高級品なんだなーって思っていました。

さて、いつもいろんなものをくれる夕方のクラスで、今日はなぜかとらやの羊羹をもらいました。
小さい食べきりサイズのやつ。
どう見ても本物のようです。

ちょっと大人な感じの女性の生徒、ホンさんにもらいました。
さて、なぜ彼女はこんなものを持っているのか。
そして、先生にあげることができるのか?

@彼氏が日本人だからたくさん持っている
A日本企業で働いていて誰かのお土産でもらった
B先生のためにわざわざ取り寄せた

どれでしょう?

まだ日本語レベルが初級すぎてなにも聞き出せません。
posted by →hiroyoshi at 01:11| Comment(3) | TrackBack(0) | 日本語授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

風邪気味雑記

なんかどうも風邪気味です。

気温の変化?寝不足?ニュンさんの風邪がうつった?ベトナム人先生の風邪がうつった?僕が風邪をひく理由はくさるほどあるので、それらのどれか、もしくは全部が当たって風邪をひいたようです。

日本から持ってきたパブロンを飲んでみました。
「早めのパブロン」だからきっと「早め」に強いんでしょう。
ちなみに「日本の風邪に効くルル」はベトナムの風邪に効かないイメージだから持ってきませんでした。

昔関西人の上司が風邪をひいたとき、ルルをあげるのにいちいち「日本の風邪には効くけど関西の風邪には効かないかもしれませんよ」とアホなことを言っていたのを思い出しました。
うーん。鼻水。
posted by →hiroyoshi at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

カビのはなし

ついこの間まで暑い暑いとほざいていましたが、今度はめっきり寒くなりました。
わけのわからない温度差でみんな体調がいま一つ。

しかし、何と言ってもうざいのが毎日じわじわ降る雨です。
このぐずぐず感こそハノイの本領発揮ではありますが、「降るなら降れ!それから晴れろと!」誰か言ってやってください。

雨が降ろうがうちにいればなんてことないけど、困るのはカビです。
洗濯物が干せません。
洗っても何日も干せず、3日ぐらい濡れたまま置いといて、気持ち悪いからまた洗ってそれでもいまいちの天気の中で干したりして、ついに合気道着にはカビらしきものがちらほらと。

合気道着ぐらいの表面的なカビはやすりで削ったりしとけばばいいんでしょうか?

ちなみに隣の姉さんは大切なバッグにカビが生えたと言っておりました。
それを僕が適当に聞き流していたら「冷たい」と言われました。
posted by →hiroyoshi at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

世界の女性の日

今日だか明日だかしらないけど、世界の女性の日だそうです。
ベトナムではベトナムの女性の日と世界の女性の日があって、一年に2回も女性の日があります。

ゆえに、昨日今日の授業では女の先生は花をもらったりプレゼントをもらったり大変そうです。
男の学生は女の学生にプレゼントをあげたりしています。

うちも一階が花だらけ。
菊の花、バラの花、知らない花・・・

しかし、世界の女性の日ってなんだ?
そんなにワールドワイドな記念日があるのか?
海外に詳しいお兄さんお姉さん教えてください。
ベトナム以外でもやってるんですか?
でもって、バレンタインでプレゼントあげたばっかりなのにまた女がいろいろ貰うんですか?
いささか女性が強すぎやしませんか?ベトナム。

と、ぐちぐち言いつつ僕は誰にも何もあげていないのでどうでもいいんだけど。
タグ:女性の日
posted by →hiroyoshi at 14:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

家の周りの描写

村上春樹の『遠い太鼓』というギリシャ、イタリア滞在エッセイを読んでいます。小説とは違った面白さがあり、文章を書くお手本になるので日本から持ってきました。
あんまり知られていないかと思いきや、隣の部屋の姉さんも持っていて意外と人気が高いみたいです。



さて、突然ですが村上春樹のギリシャの島の描写をめざして、僕もハノイの家の周りを描写してみます。思い立ったので。

うちの正面はバイクがやっとすれ違えるくらいの細い路地に面している。
その路地を左に5メートル進むと、やや大きい路地に出る。
正面にはゴック・ハーの寺の池があり池の向こうに寺が見える。
池には緑の浮草が敷き詰められていて風情がある。ように見えるが、よく見るとゴミもそれに負けじと浮いている。
そういえば、近所の人がよくゴミ袋を堂々と池に放り投げている光景を目にする。赤いビニール袋がきれいな放物線を描いて池に落ちていく姿は、汚さを通り越して爽快ですらある。

路地を池の周りに沿って歩くと、右手にいろいろな店がある。
まずは床屋。
2軒連続して同じような床屋が並んでいる。
床屋では若いお姉さんたちがせっせと働いている。
その床屋の隣ではいつも男の人たちが突っ立っているかバイクの上に座って、歩く人々を冷やかしている。やっぱり南の国の男は暇なのに違いない。
近くの家の工事現場では子どもを抱っこしたおじさんや、暇なおばさん、子どもとかたくさんの見物客がいる。家の地ならしの何がそんなに面白いのか、僕にはよくわからない。

それからちょっとした乾物を売っている店があり、ブン(そうめんのようなもの)の店があり、セオム(バイクタクシー)のおじさんがバイクの上に座って新聞を読んでいたりする。

路地を抜けると、ゴック・ハーの大通りに出る。
通りにはお菓子など小物の売店が5,6件連続している。
大通りといってもそんなに大きくはないので、お菓子を買うための路上駐車の車やバイクが渋滞を作る。


以上、全然春樹っぽくないし、おおげさな書き方でしたが、うちの周りの描写でした。
posted by →hiroyoshi at 17:33| Comment(1) | TrackBack(0) | ハノイの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

ハノイの公安に呼び止められました

日曜日オペラハウスへ向かう途中でバイクを運転していたところ、公安に呼び止められてバイクを止めさせられました。
僕が運転していて、後ろにはChiが乗っていました。

運転は他のバイクと同じようにしていたので、自分たちだけなぜ止められるのか全く状況が読めませんでした。

しかし、我々は常日頃社長が言っている教訓を思い出しました。
「警察に捕まったら、ベトナム語も英語もわからないふりをしろ」と。
言われるまでもなくわかりませんが。

案の定日本語でぶつぶつ言ってたら公安の兄ちゃんも「めんどくせー。行ってよし」という感じで放してくれました。

さて、なんで捕まったのか未だに全くわかりません。
まあベトナムでは無免許ではありますが。
しかし、それは罪なのか?
だって、ベトナムではバイクの免許の試験を受けに行くのに、バイクで行くそうですよ。
外国人だからと言って、日本の二子玉川東急自動車学校で自動二輪教習を受けた僕をベトナムの公安ごときが捕まえようなどというのは百年早いのである!!!

さて今回の事件の結論としては、暇な公安が何となくバイクを一台捕まえてみたけど、言葉通じなくてめんどくさいから逃がしたというところでしょう。
そんなもんなのか?公安?
posted by →hiroyoshi at 02:41| Comment(1) | TrackBack(0) | ハノイの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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